家でもイライラしてしまう人へ、現代の「お茶の間」で始める家庭のストレスケア
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家庭の会話が心の健康に与える影響
仕事や日常生活でストレスを感じることが増えている現代、多くの方が心の健康について悩んでいます。厚生労働省が発表した新たなストレスチェックの義務化により、多くの人々が自分のストレスと向き合うことを余儀なくされている中、家庭でのリラックス空間の重要性が再認識されています。
家族との会話を増やそう、人との会話が持つ力
家族や友人と自然に集まり、心を開いて話せる場があることは、ストレス解消の大きな助けになります。ストレスを感じ、心に負担がある状態から少し楽になる方法の1つが誰かと会話をすることです。少しだけでも心の内を発言して共感を得ることができれば、平常な気持ちを取り戻せるきっかけになるかもしれません。
従って、家族が一緒に過ごす時間が増えることで、心の負担を軽くする効果が期待できるのです。
悩みを共有できる家族の存在、相談できる家族の価値とは?
ストレスや不安を感じたときに、相談できる家族や仲間がいることは、心の健康を保つために非常に大切です。昭和時代から各家庭にあった「お茶の間」という空間は、家族が自然に集まって会話ができる場所でした。友人を招いて食事をしたり、親戚が集まった場所でもありました。
下記の図は文部科学省が発表した心のよりどころになる人・困ったときに助けてくれる人を調査した結果の図です。
出典:文部科学省
令和 2 年度 文部科学省委託調査「家庭教育の総合的推進に関する調査研究〜家庭教育支援の充実に向けた保護者の意識に関する実態把握調査〜」より
調査によると、困ったときに頼りになるのはやはり配偶者、親、の家族がほぼ大部分を締め、次点で友人・知人となっています。
家族の間に自然な会話が生まれる環境を意識的に準備しておくことで、相談しやすい雰囲気を作り出すことができます。当たり前のようで、気にしていないことかもしれませんが、実はそれが現在の社会において非常に重要なポイントであるのです。
SNSやインターネット上の情報は見る人の趣向に合わせてられています。
現代は、家族一人一人にスマートフォンもしくはタブレットなどのデバイスが渡り、見たいものを見て、自分の好みに合うように調整された情報がインターネットを経由して手元に届きます。
特にSNSやインターネットを検索中にでてくる文字広告・画像広告・動画広告まで、見ている人が少しでも興味をもっていそうなものが表示されることが多いです。
その情報を移動時や休憩時間、またはトイレにいる時間でさえも見続けているのです。良くも悪くも、自分に適合された情報を見続けることから、少しの反対意見、少しの違和感が聞こえたり、目に入ると敏感に感じ取ってしまい、それがストレスとして蓄積しやすい状態になっている可能性もあるのです。
まずは一番ちかい家族同士から、1日10分でも構いません。意識的に会話をしていきましょう。何よりも楽しむことが重要です。
お茶の間で作るリラックス空間の提案
例えば、こたつやローテーブルは、家族が自然と集まる温かい空間を作り出します。日本のこたつといえば本来「お茶の間」と呼ばれる誰もが一緒に他愛もない話で盛り上がり、笑っていた場所です。その時代の人も疲れやストレスはあったはずですが、家族との団らんが心のゆとりを生み出し、自然と解消されていたのかもしれませんね。
家にいてもストレスを感じてしまう、イライラしてしまう人は、意識的にそういった場所を作り、まずは食事や、簡単なボードゲームやカードゲームを家族で遊んだり、令和の現代なら、動画のサブスクリプションサービス(コネクテッドTV)などを自宅のTVに映し出し、一緒に閲覧したりすることから始めてみましょう。
お子様がいるご家庭であれば、こたつの上で一緒に宿題やゲームをしたり、冬のシーズンであれば、制服や洋服を朝の時間にこたつの中で温めるお手伝いを子供にしてもらったり、なるべく一緒に楽しい時間にすることから始めてみましょう。
家庭の中で「相談しやすい環境づくり」を意識的に実施していくことが、心の健康にとってどれほど大切かを実感できるでしょう。
家族との会話で心のつながりを取り戻そう
「しぜんとあつまる場所」がコンセプトのインテリアブランドでもある「お茶の間計画」が提供するインテリアは、単なる家具ではなく、家族との会話やつながりを深めるための道具として認識して多くのユーザーに受け入れられています。
忙しい日常の中で、家族が自然と集まり、心の健康を守るためのリラックス空間を作り出すことで、悩みを一人で抱え込まずに済むようになります。家族が自然と集まる場所をつくり、心の健康と家族の絆を再発見してみてはいかがでしょうか?