落ち込んだ時に読んで欲しい、「懐かしさの正体」とは? 心に響くノスタルジーの力

落ち込んだ時に読んで欲しい、「懐かしさの正体」とは? 心に響くノスタルジーの力

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今日のテーマは「懐かしさの正体」とは?です。

社会学者のデーヴィスは、「懐かしさ」という感情は、過去の美しさや楽しさ、喜び、幸福、愛などのポジティブな感情に関連すると指摘しています。

そうした過去の思い出は、寂しさや退屈、不安などの感情を和らげ、最終的には人に前向きな気持ちを与えることができると述べています。

さらに、自己評価や社会的なつながりの認識が高まり、自己肯定感につながっていきます。これは心理学者による研究でも証明されている事実なのです。

 

脳の中で何が起きているのか?

医学的な細かい話は省きますが、人はノスタルジー、懐かしさ、を感じると脳内からドーパミンと呼ばれるが放出されていることが明らかになっているようです。

本来、ドーパミン神経が活性化するのは、人に褒められた時、仕事やスポーツでいい成果を出した時など、自己を肯定したとき、されたときに多くみられ、放出されると、心から気持ちよくなるため、別名「幸せホルモン」などと呼ばれることもあります。

ドーパミンが多く分泌される人は、高いモチベーションを保つことができるでしょう。目標に向かって粘り強く努力し続ける力も、ドーパミンの働きによるものです。

しかし、急に人から褒められたり、仕事やスポーツでいい成果を出すことは難しいのも現実ですよね。

そこで、ドーパミンが「懐かしい」と感じることでも分泌され、自己肯定が高まることに注目してみましょう。

 

 

辛い事が合って少し落ち込んだ時に

人は辛いことがあって、落ち込んでしまうと、次のような行動をとることで解消しようとすることが多いです。

・誰かに話す:家族や友人に相談することで気持ちを軽くする。
・一人の時間を過ごす:気持ちを整理するため、静かな場所でリラックスする。
・泣く:感情を解放してストレスを軽減する。
・散歩や運動:体を動かすことで気分を切り替える。
・趣味に没頭:音楽を聴く、読書をするなど、好きなことに集中する。

人それぞれだとは思いますが、どれを実施するにしても「懐かしい」と感じながら実施することで、より前向きになれる効果が高まると思いませんか?

例えば、散歩をするにしても、ルートを小学生のころに良く歩いていた通学路にしたり、音楽を聴く場合は昔のアーティストの音楽を聴いたりすることで少し早く立ち直ることができるかもしれません。

ゲームが好きな人はレトロなファミコンを思い出させるようなタイトルをプレイしてもいいでしょう。映画もそうです。

人に相談したい時は、旧友に話しかけてもいいかもしれませんね。

 

 

人は懐かしいと感じると、どうなるのか

懐かしさは、ただの記憶の再生にとどまりません。それは心にポジティブな変化をもたらし、自己を肯定し孤独感や不安を和らげる力を持っているのです。

過去の楽しい思い出が心の支えとなり、前向きな気持ちを引き出す効果があります。これは、心理学的にも立証されている事実であり、懐かしい感情に触れることで、自己評価が高まり、心のバランスが整うとされています。

今の社会では、ストレスやプレッシャーが増え、心が休まる瞬間が少なくなっています。そんなときに、「懐かしい」と感じる時間は、心の安定を取り戻す大切な手段です。

特に、家庭で過ごす時間の中にノスタルジーを取り入れることで、家族の絆が強まり、自然と心が満たされる空間が生まれるようになるのです。

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